ティちゃんは、
羽が黒く汚れ、
首が曲がっていて、
歩くときには片足を引きずります。
このままではいけない。
何とかしてあげなければと思いました。
そこで、ブロガーさんから教えていただいた
県の機関に連絡しました。
一緒に立ち会い、
ティちゃんの捕獲に同行させていただきました。
担当者の方は、
胴長を履いて、7メートル網を持って、
ティちゃんに向かったのですが、
3人の姿を見るや否や、
川に逃げ込んで、上流へと逃げて行ってしまいました。
滞在組の中では、
唯一のコハクチョウさん。
警戒心も一番強いので、
危険を察しての当然の行動です。
ところで、
我々は、
ケガしているから保護してあげなければと、
傷ついたものを見ると思うことがあります。
ただ、ハクチョウさんたちにとっては、
何されるのかわからないので防衛本能が働きます。
そこで、ティちゃんのように、
ケガした仔たちにとっては、
捕まえることで、
体力を消耗させてしまうこともあります。
何が、正しいのか。
そう、今回のティちゃんのケガで、
治療を受けさせることはヒトのエゴなのか。
それとも、愛他精神なのか。
難しい限りです。
ところで、この救出にあたってくださった方は、
6年前、幼鳥のアドちゃんが出血したときに、
ボートを出して捕獲しょうとしたとのこと。
コハクチョウさんのティちゃんのことも、
警戒心が強い仔まで、わかっていたようです。
この地域の方から、
ケガした鳥さんがいると連絡がはいるそうです。
愛鳥家の方も多いですよね。
ともおしゃっていました。
最後になりますが、
出動してくださって対応してくださって
担当者の方には、感謝申し上げます。
(座り込んでいるティちゃん🦢)
(逃げるティちゃん🦢)
(バランスが取れないのか首を曲げて泳ぐティちゃん🦢)